伊豆市章

上白岩遺跡 上白岩遺跡の概観 古くから、附近の人々や関心のある人たちによって、
石器・土器が発見されており、古代人が居住していた丘といわれていました。 昭和51年12月より、本格的な予備調査が始まり、
昭和52年2月14日より発掘調査が行われました。
この調査により、縄文時代中、後期にかけての複合遺跡で、
今から3000年前〜4000年前の遺跡であると判明しました。
上白岩遺跡のもつ価値としては、
今までの遺跡にあまり見られない配石遺構をともなった集落群として、
また、伊豆半島における
代表的な縄文時代の集落として重要なものとされております。
環状列石は、その意味がまだ完全に解明されておりませんが、
山岳信仰のおまつり広場とか大規模なお墓の集まりであるとの説がありますが、
ここの場合、墓群説が有力視されております。
いずれにしても、霊峰富士を目の前に、おだやかな天城連峰を背に、
丘のふもとを大見川に囲まれた
温暖なこの土地を居住地と決めたことは容易に想像されます。
■指定年月日 昭和53年1月27日
■面積 2,233.03平方メートル
〒410-2502 静岡県伊豆市上白岩663
TEL.0558-83-0236
伊豆市観光地図

上白岩遺跡公園

上白岩遺跡公園

環状列石遺構

環状列石遺構 この遺跡の最も貴重だと評価されているのは、
この配石遺構です。
大きな石や長い石を中心に置き、
周辺を頭大の石で囲むという形式のものが、
いくつか環状に並んでいるものです。 個々の中央の石は、当時は直立していたものと考えられ、
列石に使用された石は、河原の自然石だけでなく、
石皿、石棒などの石器類などもまじっています。
特殊なものでは、
自然石の一端を亀頭状に磨いたものも含まれています。
時期は、縄文時代後期初頭(約3000年前)であり、
完全な形で残されたものとしては、東海地方では始めてのことです。

埋がめ

埋がめ 区域内から5個の完形の埋がめが発見されました。
かめの口径は50cm前後の大きなものが多く、
うち3個は正位に埋められ、底をぬいてあり、
人骨粉が発見されたことから、子供を埋葬したものと思われます。 大人の場合には、土坑(穴)を堀り、
死者を埋葬して頭部にかめをかぶせる葬法で、
これにあたる大きな伏がめが1個発見されました。
もう1つの伏がめは、用途や意味が不明ですが、
底を割り、伏せて石を積み上げているもので、現在では極めて珍しい資料といわれています。

住居址

たて穴住居想像図 ほぼ中央に2基、西南部に2基、計4基の住居址があります。
この時代の人々は「たて穴住居」生活で地面に石斧や石棒などで丸い穴を堀り、
そこに数本の柱をうめこみ、屋根や壁をカヤなどの保温・耐熱性のあるものでおおいました。
静岡市の登呂遺跡に復元住居がありますが、
時代的にも古いここの住居は、もっと素朴なものであったと考えれます。