松崎町章

長八記念館(浄感寺)

長八記念館(浄感寺) 伊豆の長八(本名・入江長八)は天祐又は乾道と号し、
江戸末期の文化12年(1815年)
伊豆国松崎村明地(現在の伊豆松崎町)に農家の長男として生まれ、
此の浄感寺で学び育てられ、
12才のとき同村の左官の親方関仁助のもとに弟子入りし、
23才のとき江戸へ出て絵を狩野派の喜多武清に学び、
かたわら彫塑の技を修めてこれを左官の業に応用し、
漆喰を以て絵を画き或は彫塑して華麗な色彩を施し、
新機軸をひらいて遂に長八独特の芸術を完成させた。
日本橋茅場町の不動堂再建にあたって、
当時26才のとき撰ばれ御拝柱の製作にあたり、
左右柱に一対の龍を描き上げて、
名人よと一躍江戸八百八町に名声を博した。
長八31才のころ(弘化2年)浄感寺再建にあたり、
江戸から弟子2名をつれてきて、
御恩報謝の念をこめて、ぬり上げた漆喰鏝絵である。
作品の多くは江戸に集中していたが震災や戦災で焼失してしまい、
郷里の松崎町にある作品をのぞくと、数は極めて少ない。
明治22年「わが秋や月一夜も見のこさず」の言葉を残し、
享年75才でこの世を去った。
墓は浅草正定寺と松崎浄感寺(長八記念館)にある。
浄感寺内 長八菩提寺
静岡県賀茂郡松崎町松崎234-1
TEL.0558-42-0481
FAX.0558-42-3239
松崎町観光地図

飛天

飛天

八方にらみの龍

八方にらみの龍 浄感寺(長八記念館)御内陣天井にあり、宝珠を持つ白龍である。
白龍は幸運をもたらすとされ、又、
龍は雨雲を呼ぶと言う事から、火災除けの意味もふくめ、
長八が浄感寺法灯栄えあれと、学び育てられた感謝の筆を振るった名作で
狩野派の勢のよい筆法で人を圧する気魄にみち、
三方の壁に彩雲、一方に雨雲を配してある。
古来、此の寺は災を除き、幸運を呼ぶとされ参観者があとを絶たず名高い。 松崎町文化財指定 (昭和48年6月22日)