伊東市

伊東大田楽

■ 月日:2015年11月14日(土)
■ 時間:15:30〜17:30
■ 会場:藤の広場 特設ステージ

 ※雨天時、キネマ通り 伊東大田楽は、みんなの大舞台です。 活力あるまちづくりを推進するため、
市内のあらゆる産業と、
大人から子どもまで幅広い市民が連携・共同し、
行政と一体となって市内経済の発展と
中心市街地の活性化目指す
「伊東温泉湯めまつり」事業の一環として、
1988年10月18日に
伊東駅前通りで初めて開催されました。
出演者の爆発するエネルギーと
秋の夜空を彩る花火が
皆さんを古の世界にいざなうことでしょう。
出演者、多くのスタッフ、協賛者の方々と共に、
野村万之丞氏の創りあげた『楽劇の心』を
いつまでも継承していきたいと思っています。
伊東大田楽
画像は2008年のポスター

大田楽はエネルギッシュに生まれ変わった中世の芸能『田楽』
平安時代に田仕事のための即興的な労働歌や踊りから発生し、
田植えや農耕儀礼などの際に行われた神事へと発達した民間芸能が田楽です。
五穀豊穣を願って笛や太鼓を鳴らし、あぜ道で舞い、行進したのが始まりとされています。
鎌倉時代から室町時代にかけて日本各地で大流行し、公家や武士、庶民の別なく愛好されました。
大田楽は、狂言師で総合芸術家の野村万之丞氏によって
この田楽をもっと華やかに、もっと楽しく、現代に生きるパフォーマンスとして新たに創作した楽劇作品です。
まず、民俗芸能研究者や国文学者などに協力をあおいで、わずかに残る文献や絵巻物をひもとくことからスタート。
田楽以前に中国から伝わった芸能『散楽』の醍醐味である軽業や曲芸といったアクロバットの要素も取り入れ、
さらに楽器の種類をはじめ、衣装のデザインや舞いの所作、楽曲の構成に至るまで、
分析・再構成、あるいは1から創造するという作業が重ねられて完成されたものなのです。
田楽が一世を風靡した時期は、平安の終わりから鎌倉、室町時代にかけてで、NHK大河ドラマ「義経」の時代です。

主催:伊東温泉湯めまつり実行委員会
伊東大田楽部会(伊東市役所観光課)
0557-36-0111 内線2714
http://www.itospa.com/
http://www1.ocn.ne.jp/~dengaku/

構成

行進・往 こうしん・おう

色とりどりの衣装を身に着けた田楽法師の一行が
どこからともなく風のように現れます。

物着 ものぎ

済んだ笛の音が夜空に冴え渡り、心を澄まします。
躍り手たちは、やがて訪れる躍動の瞬間を心静かに待ちます。

番楽 ばんがく

喜びの躍り「番楽」
山伏神楽に想を得、アップテンポなリズムを取り入れた
勇壮かつ軽快な躍りは、観る者を一挙に熱狂の渦へと巻き込みます。

兎楽 うがく

地霊を鎮魂する躍り「兎楽」
兎の姿態と霊力、五穀豊穣を祈願する心を
激しいリズムに乗り、体全体で表現していきます。

王舞 おうのまい

緋の装束に異邦人を表す鼻高面(天狗の面)をつけ、鉾をかざした王が現れます。
鬼門を鎮め、場を浄める舞が
一管の笛の音、大太鼓の重い響きとともに静かに力強く舞われます。

獅子舞 ししまい

眠りから覚めた二頭の獅子が跳ね、走り、絡み合いながら舞います。
豪快なうちにも、どこか愛らしく勇壮なテンポの音楽に乗って、清冽の気が充満してきます。

奏上 そうじょう

田楽法師一行の長である田主が白装束に翁烏帽子姿で現れ
神に向かって奏上を読み上げる姿に、辺り一面に厳粛な空気が流れ込みます。
“今ここに舞い遊ばん、いざここに躍り狂はん”

段上がり だんあがり

田主たちは神の庭を清め、
西洋のリズム=三拍子を採り入れた音楽が奏でられ壇上に戻ります。

稚児舞・散華 ちごまい・さんげ

汚れなき者の象徴=稚児が、遊びの場=神の庭を清めます。
五色に彩られた華(紙吹雪)がまかれ、舞台に彩りが添えられます。

三番叟 さんばそう

五穀豊穣の芸能「三番叟」
黒装束に身を包み、黒色尉の面、鈴を手にして舞い回ります。
新たにアレンジした激しい舞が次第に強くなり、
頂点に達した時「大田楽」は、いよいよクライマックスに突入します。

総田楽 そうでんがく

大陸から伝わった大太鼓の原型である腰鼓(くれつづみ)、
田楽固有の楽器である編木(ささら)、
銅製の小さなシンバル状の打楽器銅拍子(どうびょうし)を奏でながら躍る
古来の田楽のスタイルをひときわ華やかに再現するシーンです。

群舞 ぐんぶ

最後は「群舞」の波がうねる中、
「宝撒き」の一群が福を呼ぶ「宝」を舞台より観客に撒きます。

乱舞 らっぷ

躍り手と観客の皆様の垣根を払って、さぁ一緒に躍りましょう。

行進・復 こうしん・ふく

一陣の風のように現れて熱狂を繰り広げ、再び去っていった田楽法師一行。
「夢の宴」のあとに、あなたは何を見ていますか…