伊豆を食べる

伊豆を食べる 〜伊豆の特産品

記事引用元:静岡県観光協会・伊豆観光推進協議会 発行 「伊豆食彩紀行」
伊豆市観光経済部 発行 「100%地元産」

金目鯛

金目鯛 伊豆でキンメを食べなきゃ、もったいない 伊豆の沖合いで獲れた金目鯛は
漁船の中で氷水で鮮度を保ち、白身の身を締める。
漁港ですぐに大きさごとに仕分けをし、
なかでも1.3〜1.5kgのものがもっとも贅沢品とされ
都内の料亭などに出荷されます。 とにかく鮮度が命。
獲れたてを堪能できる伊豆で食べることをお勧めします。
味醂と醤油の煮付けは思わず舌鼓が鳴る。
キンメ特有の大きな眼のまわりにあるとろんとしたゼラチン質も舌にとろける。
もちろん刺身も美味しいが、
最近ではしゃぶしゃぶでさっとつゆに浸しポン酢で食すのもおすすめである。
タイ科ではないが伊豆ではキンメを「めでたい」とされ、特別な日に振る舞われる風習が今も残っている。

伊勢海老

伊勢海老 贅沢に豪快にいただく、最高級食材 最高級食材として取り扱われている伊勢海老は
伊豆の近海に豊富に生息し、
特に南伊豆は全国有数の伊勢えび漁場としても知られています。 20cmからの小振りのものから、
1kgを超える40cmぐらいの大きなものまでいます。
活造りでぷるんっとした食感を刺身で食べるのは贅沢そのもの。
ボイルして殼をバキっと割って頬張るのも豪快で旨い。
味噌汁でいただくと潮の香りとだしが効いてなんとも味わい深い。
いずれにせよ、贅沢なひとときになるわけだから、
これを堪能するときはお腹をペコペコにしていただいて挑んでもらいたい。
秋には伊豆の各地で伊勢えびまつりが催されます。

しいたけ

しいたけ 自然相手のしいたけ栽培 収穫はタイミングが大切 品質のよいしいたけの生産地として全国に名を馳せている伊豆市です。 しいたけは林の中の直射日光の当たらないほだ場で栽培されています。
しいたけの菌を植えたほだ木に近づくと
それぞれのほだ木にはびっしりとしいたけが顔を出しています。
1本のほだ木に、今顔を出したばかりのような小さなものから、
傘が開いたものまで、いろいろ。
傘の開き加減を見極めて収穫することが大切。でもそれが難しい。
とくに、伊豆市ブランドの乾燥しいたけ「清助どんこ」になるものは、
傘の開きなどの基準が厳しいので栽培するみなさんは、
細心の注意を払って収穫します。
明日収穫しようと思っていたにもかかわらず、
その夜に雨が降って傘が開きすぎてしまうこともあるそうで、
雨が降りそうな時は夜でも収穫作業をすることも。
収穫期によって味も変わる 季節ごとの風味を味わう しいたけは、3月頃菌を植えて、
夏菌は翌年の5月頃から9月頃まで人工的に3回くらい発生させます。
10月頃から自然に発生するしいたけは香りが高く、とくに生しいたけ料理に使うのがおすすめです。
また、12月から翌年2月頃に収穫されるしいたけは、生用としても干しても最高のものです。
小さいけれど、栄養満点 しかもうれしい低カロリー しいたけは昔から「不老長寿の霊薬」と言われるほど栄養豊富な食品です。
エルゴステロールという物質が含まれており、これは太陽光線に当てるとビタミンDになります。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて、骨粗鬆症の予防になります。
生しいたけも料理する前に30分ほど日光に当てるとビタミンDが豊富になります。
また、コレステロール値を下げる働きや動脈硬化の予防にも役立つと言われます。
乾燥しいたけの戻し汁には、血圧降下作用もあります。
風味満点で低カロリー、栄養豊富な、しいたけ。
おいしく食べてダイエットしたいという方にもうれしいですね。

清助どんこ

清助どんこ 1741年、石渡清助は、天城山麓でしいたけの人工栽培を始めました。
その後、天城山のしいたけ栽培者たちは「きのこし」として全国から招かれ、
しいたけ栽培の技術を広めました。
伊豆市では、この石渡清助に敬意を表して
肉厚のどんこの中でも傘の大きさが4cmくらいから6cmくらいで、
しっかり巻き込んで形のよいものなど厳しい基準をクリアしたものを
「清助どんこ」としてブランド化し、販売しています。
伊豆の国農協で行なわれる乾しいたけの入札会でも
「清助どんこ」として認定されるのは、出品された箱の2%未満しかないほどです。

わさび

わさびの花 水がいいから、いいわさび 歴史があるから、信頼される 伊豆市の花はわさびの花。
冬に咲く可憐な白い花。
江戸時代からの長い歴史を持つわさびは、
水が作るものと言われるほどきれいな水でなければ良質のものは育ちません。 わさびは苗を植えてから約1年から1年半かけて育てられ、収穫されます。

わさび 中伊豆で多く栽培されているのが、まづま種です。
茎に赤みがあり、わさび漬けも少しピンク色がかっています。
天城で主に栽培されているのは、実生で青系。
赤系は東京の築地市場で人気、青系は東京大田市場で人気です。
特に大阪の市場には6割近くが出荷されるとのことです。
同じわさびでも種類によって支持される地域に違いがあるのですね。 わさびはまるまる1本が食材として利用できます。

「葉はハーブ感覚で、好みの野菜に混ぜてサラダにしたり、
花はさしみのつまはもちろん、天ぷらにしたり、三杯酢で食べてもおいしい」
「スライスしたわさびを焼酎につけて2、3日おいたわさび焼酎もおいしいですよ」
「家庭でわさびを買い求める時は、色のよいものがおすすめ」と賢い買い方のコツも伝授していただきました。 わさび情報も積極的に 伊豆の楽しさ発信 中伊豆で主に栽培されている品種のひとつがまづま種ですが、
これは「バイオテクノロジーの力で菌を育てたもので、品質の統一が図られています」との事です。
わさびは山間のわさび田で作られているため、
地元の人には見慣れた風景だけれど、観光客はあまり見ることはできません。
そこで、わさびの素晴らしさを体感してほしいと、
わさび田と季節の花々が調和する「石庭わさび園」を作り、わさびについての情報発信をしています。
ビタミンCやカルシウム 体もピリッと元気に 伊豆市のわさびは生はもちろん、
わさび漬けや茎の三杯酢漬けなどの加工品も新鮮で味わい深いものです。
もちろん添加物などは使っていないので、わさび本来のおいしさが生きています。
「伊豆のわさびは生も加工品も、辛いだけでなく、うまみもたっぷりなので好評です」と自信をみせます。 わさびには、殺菌力があり、食中毒を防ぐ働きがあることは知られていますが、
ビタミンCやカルシウムも豊富に含まれています。
最近の研究では、血栓を予防したり、がん細胞の増殖を抑える作用もあることが報告されています。
「つまもの」として刺身や寿司、そばなど日本人に親しまれた利用法の他、今では、肉料理にも相性がよいと評判。
わさびの世界は広がりをみせています。
これから先も栽培農家の技と心と清流が伊豆のわさびを育てます。

わさびの保存方法

わさびの保存方法 表面の水分を拭き取り、
乾いたキッチンペーパーで包み、
ポリ袋で密封して冷蔵庫で保管する。

おろし方

おろし方 茎に近い部分にいくほど
組織が新しいので風味(甘み)がある。
細かいおろし板で円を描くように皮ごと、すりおろす。

白びわ

白びわ ファンが待ちわびる 白びわシーズン 白びわは、土肥の気候のみに適する品種で、
しかも傷みやすいため広く流通していません。
そのために、6月頃になると多くの白びわファンが土肥を訪れます。 これほど、デリケートで希少な白びわですから、小さな実がついたら
鳥や虫に食べられないように一房ごとに袋入れをして、実が膨らみ、熟す時を待ちます。
現在白びわは、露地栽培されるものと、ハウス栽培のものとがあります。
20年ほど前からハウスで栽培を専門に行っている方の話では
「私を含めて3人の農家が白びわのハウス栽培を始めたのですが、今では私だけになってしまいました」
約100本の白びわの木をハウス内で丹誠込めて育てています。
しかし、ここまで来る間にはたくさんの失敗もありました。
「白びわは寒さに弱いんです。
冬はハウスを暖房機で暖めるのですが、ある時、落雷で電気が止まってしまったことがあるんです。
実は全滅でした。
また、ハウスなのに、どこからかハクビシンやカラスが入ってきて実を全部食べられたこともありました。
本当にがっかりしました」と、これまでを振り返ります。

白びわの木 デリケートな白びわ 収穫には細心の注意を 秋に花が咲き、実が大豆粒くらいになったところで袋をかけます。
袋を掛けた実の枝が曲がってきた頃が完熟してきた合図。
そして、もっともおいしい時期に収穫するわけですが、
そのタイミングは、わずか2日間だといいます。 しかし、ちょうどよい頃合いに収穫しても、白びわは傷みやすく
手でもいだ部分が家に持ち帰った時にはすでに黒くなってしまう。
白びわは扱いがむずかしいフルーツ。
白びわのご機嫌を伺いながらの歩みでした。
「なんとかしようと、袋をかけたまま実をもいで家に持ち帰るんです。
でも、箱詰めの時に袋を取りますね。
すると、そこですぐに色が変わってしまうんです。困りました」
この変色を何とか防ぐことはできないものか。
そこで、袋をはずした実を箱に並べたら、間をおかず、すぐに箱にラップを掛けてみました。
すると、変色がおさえられたのです。
この方法に出会うまで、なんと10年もかかったそうです。
ハウスでつくられる白びわは1年で約2000箱。
その年によって異なりますが、およそ5月中旬から6月頃土肥のみで販売されます。
6月上旬に収穫される露地栽培のものより、少し早いようです。
生食用の白びわは短い期間しか食べることはできませんが、
白びわ酒やワイン、ジャムでなら気軽にいつでも白びわを楽しめます。

あゆ

あゆ 狩野川は私たちの財産 もっとあゆを味わおう 狩野川には、あゆ釣り解禁ともなると、全国から太公望が集結します。
たくさんの釣り人を見ると改めて狩野川の存在の大きさを感じます。
なぜこんなにも「狩野川のあゆ」に釣り人たちは魅かれるのでしょう。
それは狩野川にはダムや人工的な堰もないので
自然の流れが保たれ、もちろん水がきれいなこともあって、
あゆには最高の棲み家となり、天然あゆの宝庫となっているからです。 また、今では一般的な友釣りというあゆ釣りの技法はここ狩野川で生まれ、全国に伝授されました。
「近年あゆ釣りの発祥の地」と言われています。
狩野川であゆが釣れれば日本中どこの川でもあゆが釣れる、狩野川はあゆ釣りの修業の川。
しかし、「川漁師さんが少なくなり、地元でも狩野川のあゆを食べる機会が滅ってきたようです」
狩野川のあゆは、清流で育まれたコケを食べるので、生臭さがなく、さわやかな香りで、味は上品。
塩焼きがポピュラーですが、刺身にしても洗いにしても美味。
あゆの握りずしも地元ならではの格別のおいしさだとか。
フライの場合は、内臓も食べやすいので丸のまま調理できます。
天然あゆは体長18〜20cm、6月から8月頃がとくに香りも味もよく、9月から11月は子持ちあゆが楽しめます。
「残念なことに、あゆの価値が低くみられがちです。もっとあゆを味わってほしい」
そのあゆが狩野川から姿を消すことがないように、
狩野川漁協のみなさんは稚あゆの放流やゴミ収拾などを行い、狩野川を守っています。
子供たちに親しんでほしい 身近な狩野川、地域の文化 「私たちが子供の頃は、一日中狩野川で遊び、魚釣りをしたものです。その延長で私もあゆ釣りが大好きになりました」
「今の子供はあゆ釣りも、あゆのこともあまり知らないのではないでしょうか」とも。 子供たちが狩野川にもっと親しむことができれば、あゆについても興味を持つことができるのではないか。
そこで、狩野川漁協では、子供たちのためにあゆ釣りの指導も行っています。
子供の頃とは違って水量も減り、全体的に浅くなったという狩野川。
「狩野川は私たちの財産。狩野川を通して、子供たちが地域を学び、あゆに親しんでほしい」と
漁協関係者は願っています。

ところてん

ところてん-1 こしがあって味が濃い さわやかな磯の香り 赤いじゅうたんのように、天草を干す風景は、土肥の春から初夏にかけての風物詩。
この天草で作られる土肥のところてんは、こしがあって濃くておいしいと評判です。
それもそのはず、土肥で採れる天草は良質で、
「八木沢草」のブランドで全国から注目されています。 土肥の天草は他でとれる天草と比べて
溶けが早く、自然の香りが高く、粘りがあります。
この天草で作るからこそ土肥のところてんは食感がよく、おいしいのです。
天城山麓の湧き水と、八木沢でとれた天草100%を使ったところてんを製造販売している方にお話を伺いました。
「元は天草問屋でね、全国を回っていました。昭和45、46年頃からかな、ところてんを作り始めたのは」
昔ながらの煮出し法で、2トン釜で天草を煮ます。
話の途中でところてん1本を取り出し軽く結びました。
端を持ってぶら下げてみせてくれましたが、ぷつんと切れることもありません。
「うちのところてんは、濃度が濃いからこんなこともできるんです」と言って笑います。
「ところてんは昔からあったけれど、バブル崩壊の頃から見直されてきたようです。
贅沢をしてきた人たちが、シンプルだけどおいしくて体にいいものを求めたのではないでしょうか。
ところてんは、自然食品であり健康食品ですからね」
食物繊維いっぱいで、カロリーはゼロ。甘みがあり、磯の香りが鼻をくすぐるところてん。
酢醤油でよし、おろししょうがでよし、ドレッシングやマヨネーズと和えてサラダでもいけます。

ところてん-2 天草だけではない 海からの贈り物 土肥は天草だけでなく、アントクメという海草やもずくも採れます。
良質の海草を育てる海には自然の力があるのでしょうか。 現在、手間暇かけた天日干しで塩作りにも励みます。
ところてんを作り始めた時も、
天草をふんだんに使って、最高級のものを作ることに挑戦しました。
そして、作るなら良いものをという熱意は濃度の高い、ぷりぷりのところてんを完成させました。
品質のよさがおいしさ。 だからこそ、多くの支持を得ることができたのです。
高い品質を保つために初心を忘れずに取り組んでいます。

弘法芋

弘法芋 弘法さんにちなんで 名付けられた丸い芋 弘法芋が丹波芋の種を分けてもらい、
米の転作として修善寺で栽培され始めたのは、平成元年のことです。
現在では組合員11人が修善寺で弘法芋を作っています。 4月に種芋を植え、収穫はつるが枯れてきた10月下旬頃からです。
弘法芋の名は、もちろん
修善寺温泉にゆかりの深い弘法大師にちなんでつけられました。
現在では修善寺を代表する特産品のひとつとなり、
地元でもよく見かけるようになりました。
山から遠ざけて栽培 丸さが特長の弘法芋 この弘法芋の風味や栄養価は山芋と同様ですが、違いはなんといってもその形。
こんにゃく玉のような丸い形で加工しやすいのが特長です。
しかし、種芋をひとつずつ手で植えて、育て、収穫し、販売できるようになるまでは試行錯誤の繰り返しでした。 じねんじょがある山の近くで栽培すると自然に交配されてしまい、
丸くならずに、長くなってしまうため、栽培場所は山から離れた場所でなければなりません。
さらに、ツタが長くなるので、バネ式の垣根をつけたりするなど工夫が重ねられました。
栄養満点で食べ易い 新たな特産品誕生 弘法芋は、肉質が密で、粘りが強く、ミニーシン(粘液質)というタンパク質や
でんぷんの分解を促進する消化酵素のジアスターゼが多く含まれているので、胃腸の働きを助けてくれます。
消化がよいので、ご飯のおかずにはぴったりです。 「弘法芋は粘りが強いです。味は淡白なので、食材として幅広く使えます。
ふわっとしているので、すった弘法芋を吸い物に入れたりしたら食感も楽しく、おいしいですよ」
組合員のみなさんは、
地元のイベントに参加したり、収穫体験などを通して積極的に弘法芋の素晴らしさを発信しています。
また、学校給食にも取り入れられ、子供たちにも親しまれています。
弘法芋は、日持ちもよく、段ボールに入れ新聞紙を上にのせて霜が当たらない場所に置くか、
土の中にいけておけば、掘り出した年の翌年5月頃まではおいしくいただけます。

ヤーコン

ヤーコン 体の中から健康に ヤーコンできれいな腸内 ヤーコンは、一見するとさつま芋のようですが、実は菊科の作物です。
原産は南米アンデス高原。
私たちが食べているのは塊根(イモ)の部分です。
ちなみに、ヤーコンはペルーの言葉「ヤコン」からきました。 ヤーコンの栽培を始めたのは平成11年頃。
(旧)中伊豆町とペルー共和国との食文化交流がきっかけでした。
特産品開発のため無料配布された種イモを前に、
この出会いを大切にしたい、そして、自分の畑で育てたヤーコンを調理し、多くの人に食べてもらおう
そんな気持ちから積極的に取り組んできました。
現在では、ヘルスリン倶楽部でヤーコン体験も実施しています。
ヤーコンの約85%は水分で、アンデスでは水分補給、フルーツ代わりに食べられていたというほどです。
固形分の約70%は腸内を健康にしてくれたり、脂質の改善に役立つと言われるフラクトオリゴ糖。
この他食物繊維が約3%、ショ糖、果糖、ブドウ糖も含まれています。
しかし、さつま芋と違ってデンプンは全く含まれていません。
4月に種芋を植え、11月頃から収穫が始まります。
保存は土に埋めておいたりポリ袋に入れて冷蔵庫、
もしくは、涼しい所で保管しておけば1ヶ月くらいはおいしくいただけます。
サクサクした食感 料理の幅に広がり 「ヤーコンは、煮くずれしないので扱いやすい食材で、いろいろな料理に使えます。
ただし、焼く、蒸すという調理法には向きません」
料理の腕を活かし、中伊豆をはじめ土肥、修善寺、函南町などで
栄養士さんを対象としたヤーコンの料理教室の講師も務め、普及を図ってきました。 料理素材として応用範囲が広いヤーコン。
とくにおすすめするのは、料理教室でも人気だった、かきあげと鶏肉、野菜の入った煮物。
この他、きんぴらやサラダもいけるとか。
「皮の近くにアクがあるので、皮はしっかりむいた方がいいですよ」と
調理のコツも教えていただきました。
レンコンのようなフルーツの梨のようなサクサクした食感も楽しく、
しかも、フラクトオリゴ糖がいっぱいのヤーコン。
8月から9月頃に生い茂る葉は乾燥させてお茶にもなります。
子供からお年寄りまで、毎日の食事で摂りたい食材、ヤーコン。
大見小学校では、3年生がヤーコンを育て、児童みんなで食べるという活動がもう7年も続いているそうです。
「ヤーコンは比較的栽培がラクなので、家庭菜園で自分で作ったものを、食べることができればいいですね」
とヤーコン栽培もすすめてくれました。

梅の木 農業梅林から梅林公園ヘ 新たな観光と地域交流の場 昭和44年頃から、それまで採草、桑園、野菜作りに使われていた山間農地に
地元の方たちが組合を作り、梅を植え始めました。
みんなが総出で植えた梅の木は立派に育ち、
早春には美しい花を咲かせ、6月頃には見事な梅の実を実らせています。 梅の実は、まず、梅シロップ、梅酒、梅干しなどを
自分で作りたい人たちのために梅林を開放し、
自分で選んで、もいでもらうスタイルで販売します。
一方では、梅シロップや梅ジャム、梅干しの材料として
一定量を確保し、組合員の手で加工されます。
特に、梅シロップは、発売が開始されてから30年もの間、
さわやかな飲み口の健康飲料として多くの人に愛されています。
これまでは、このように農業梅林として活発に活動してきましたが
「単なる実を取る梅林で終わらせず、
美しく咲き誇った梅の花を全国の人たちに見てもらえるような、観光スポットに育てよう」という
未来に向けての新しい提案がされました。
組合員のみなさんは今、「夢を語り実現しよう、梅の里」を合い言葉に大きな夢を追いかけています。
加工品として実をおいしくいただくと共に、花の姿も香りも人々を魅了する梅を心ゆくまで楽しめそうです。

梅干作り 子供もお年寄りも 梅を通して地域を学ぶ 梅林には地域の子供たちにも来園してもらい、
梅がどのように実るのか、どのようにしたら食べられるのかを体験してもらいたい。
子供だけでなく、お年寄りにも楽しんでほしい。
「梅を通して地域のみなさんと交流できる場、地域活性の拠点となれば…」 さらに、月ヶ瀬地区には、500本ほど梅が植えられています。
梅の花の季節に、街道筋がさわやかな梅の香りで満ちる日も近いようです。

黒米

黒米の穂 収穫量は白米の約半分 古代から続く黒米 修善寺の地域おこしのために黒米を作り始めたのは、平成元年のことでした。
1年かけて育て、種をとり黒米を作りたいというみなさんにも分けてあげたそうです。
現在、修善寺の特産品として
人気の黒米を生産しているのは黒米生産組合のみなさんです。 3種類の黒米を富山から持ち込みましたが、
2つは風が吹けば実が落ちてしまうなど育たなかったため、
残った1つの種類が栽培されています。
黒米は白米と同じように栽培しますが、収穫量は半分ほどしかありません。
黒米の収穫期は白米より遅く、10月末から11月。
霜の降りる頃に収穫した年もあったそうです。
焼いた竹炭を田に混ぜて黒米を育てています。
「山が荒れるから竹を切って炭にするんだよ」と、炭作りの手間より、山の荒れることを心配します。

黒米 もちもちの食感と味は毎日食べても飽きない 黒米にはうるち、もちの両種類がありますが、
修善寺で栽培されているのは、もちです。
白米に混ぜて炊くと、全体が淡い紫色になり、もちもちした食感が楽しめます。 黒米は、他の米と比べて
タンパク質、ビタミンB1・B2が多く含まれるので、健康食品として人気があります。
しかし、収穫量が少ないことで、白米と比べて価格は高めです。
「初めは家のもんは嫌がったけれど、今では普通に食べてるよ」とは、何ともうらやましい。
柔和な笑顔で収穫した黒米をいとおしそうに手ですくって見せてくれました。
太陽の下で見る黒米は、つやがあり、とても美しく見えます。
おいしくて栄養価も高く、縁起がよいとも言われる黒米。
「明日もいい日になりますように」という願いを込めて、いただきたいものですね。

猪鍋 冬をあたためる野山の味 伊豆半島の中央に連なる天城山は、
丹波の篠山・岐阜の郡上と並んで日本の猪の三大産地と言われています。 その猪と、地元の野菜をたっぷり煮込んだ味噌仕立ての鍋は、
心も体も温まる冬の風物詩となっています。

うなぎ

鰻の蒲焼 富士の名水がウナギを旨くする 富士山の湧水は分子が細かく、酸素を多く含んだ名水。
この水にうなぎを2〜3日さらすと、
うなぎの生臭さ、泥臭さと余分な脂肪分が落ち、
身が引き締まって、味わいと歯ごたえに磨きがかかります。

いちご

苺 温暖な気候が育む甘みの強いイチゴ 韮山、江間、長岡の3地区にいちご狩りセンターがあり、
12月中旬から5月初旬までビニールハウスでいちご狩りが楽しめます。 酸味が少なく糖度の高い「章姫」や、大粒で濃厚な味の「紅ほっぺ」が人気です。

タカアシガニ

タカアシガニ 深海に生息する世界最大のカニ 大きなものは全長3mにもなるタカアシガニは、
駿河湾で獲れる世界最大のカニ。 戸田地区の特産物であり、
水深200〜500mの深海に生息します。
長い足に詰まった身は淡白で、ほのかな甘みがあります。

ぐり茶

ぐり茶 伊豆を代表するお茶 冬から春までの長い月日をかけて発芽した、
柔らかいヤブキタの葉を集めて作られた緑茶を代表するお茶。 高温で蒸し、急速に冷却後、弱火で長い時間をかけて乾燥させます。
玉露や煎茶とは違う味わいや香りが楽しめます。

ずがに

ずがに 丸ごと味わう河津のずがに 河津川で獲れる「もくずがに」 通称「ずがに」
上品な味わいが特長で特に、ずがにの味噌汁「ずがに汁」が有名。 ずがにを殻ごとすり潰し、濾したものを使うので
その味わいを余すことなく楽しめます。
狩野川の名物、ずがに料理 秋に産卵期を迎える「ずがに」は
狩野川で10月から漁が始まる伊豆ならではの味。 ずがにの出汁に味噌を溶かして作るのが「ずがにうどん」
毎年、大仁地区では「ずがに料理まつり」を開催しており
全国からファンが訪れます。

大根

大根 美味しさを冬に向って蓄える 三島の大根は、冬の寒さから身を守るため
糖分を溜め込んで、甘みと深みを備えていく。 1本2〜4kgにもなる大根を干すのは、三島の冬の風物詩です。

馬鈴薯

馬鈴薯 収穫後にも手抜きはしない 「三島馬鈴薯」として名高く、初夏のメークインが特に有名。 畑から掘り上げてから完全風乾するため日持ちが良く、市場でも人気があります。
低温で保存すると甘みが増すので、買って帰ったら冷暗所で保管すると良いです。